僕を育てた、とれたての魚

 気仙沼で生まれ育った僕は、子どもの頃から、魚が中心の食事でした。刺身が大皿にドーンと盛られて、かつお、さんま、まぐろ、ホヤ、カキなどが食卓に出ていました。両親が共働きだったので、夕食はおばあちゃんが素材の味を生かしてつくる、刺身か塩焼きが多かったんです。スポーツをするときに大切なのはきちんとした食生活。試合が続くときは、管理栄養士からのアドバイスで食事をコントロールしていました。スタミナ不足の解消にはビタミンB1の多い食べ物や糖質が多いごはんなど。太りやすい体質だったので、これまでもよく食べていた魚を多くとるようにと勧められていました。いまでもたまに気仙沼に帰ると地元の新鮮な刺身とか寿司とか食べたくなるんです。漁船が港に往来し、漁師さんがたくさんの魚を水揚げしている光景は、ふるさとの日常風景そのものです。新鮮な魚を食べ貯めして東京に帰ります。

カラダが語るサカナのチカラ

 食を変えると身体のコンディションや気持ちが変わってきて、それが競技にプラスになるんです。動きのキレが良くなって、疲れにくくなるというか、身体が全然違ってきます。魚には、こんな栄養効果があると言われています。「脳の働きを促進するDHA」、「視力をアップするタウリン」、「歯や骨を丈夫にするカルシウム」、「血管の掃除をしてくれるというEPA」、「お肉に負けないタンパク質」など、どれをとっても素晴らしい栄養効果です。小さい頃から、ほぼ毎日魚を食べていた私には、そんな魚の栄養のDNAが流れているのかもしれません。試合に準えてみると、瞬時に戦略や戦術を判断し(DHA)、相手の動きを見ながら攻守し(タウリン)、一瞬の瞬発力で試合を決める(EPAやタンパク質)。フェンシング選手の私にとっては、生まれながらにして素晴らしい栄養成分の豊富な魚に恵まれる環境に育つ事が出来たのかもしれません。私にとって、魚はそれほど欠かせない栄養源でもあります。

『カラダが語るサカナのチカラ』

皆さんも是非、毎日の食卓にお魚料理を加えて、健康でハツラツとした毎日をお過ごしください。
   
                                 株式会社阿部長マーメイド食品 千田健太(ちだ けんた)